先ゆく人が先生

僕を導いてくれた先生たちはどんな人達か。

何かをスッキリ分からせてくれた人…

そんな人はいませんでした。

謎の谷に突き落とし、自分で這い上がってくるように。

そう言う人たちばかりでした。

と、いうのも、僕は分かってスッキリ!な発言をする人を先生と認知して来なかったから。

その人たちは、通りすがりの便利な情報提供先。

それ以上の存在ではありませんでした。

僕にとって「先生」とは、全力で一緒になぞ解きをしてくれる人。

ただ、自分よりずっと前から先生の方が先に進み始めていたので、自分が後を追いかけることになっただけ。

僕にとって先生とは、懸命に伝えようともがきながら表現をする人たち。

本人がもがきながら何とか表現しようとしているのだから、聞いているこっちがスッキリするわけないんですね。

あなたのためにそこまでエネルギーを割いてくれる人。

それが同じ方向に先行く人、先生、です。