子供の集中力と親の待つ力

子供の集中力と親の待つ能力には関係があると見ています。

うちの子は、よく「集中できる子だね」とか「この子は待てる子だね」と言われます。

確かに、他の子を見ていると、外部からの刺激や、(おそらく)頭の中の欲求に引っ張られて、

気持ちが始終あちこちに行っているように見えます。

また、集中といってもうちの子は没頭するわけでもなく、話しかけたら切り替えられるくらいコントロールが効いた集中の仕方です。

返事をしないくらいまで没頭していない。

なんでかな?別にうちは厳しいわけではないし。

で、他の親を見ていると、分かってくることがありました。

親が待てていないのです。

その子が何かをしているとき、頭がよそへ行っている。

親がちゃんと一緒にいてくれないので、やっていることに集中できない。

親がスマホ見ながら、見ているつもりでも「今ここ」に一緒にいない。不安になるんです。

フリでも、ダメです。子供にはちゃんと分かってしまう。

そしてその落ち着かない注意の振り分け方が、生存戦略になってしまっている。

僕が最低限子供にやっているのは、待つこと。

身体だけではなく、頭の中も。

ながらではなく、何かの間に仕方なく過ごすのではなく、

楽器を弾くように、ひとつのれっきとした行為として。

おそらく違いは、そこだと思います。

親のせいだって言いたいわけじゃありません。

子供の気があちこちに向くのは、環境適応の結果なのです。

そこには危険や不安、というものが関わっている。

子と親は、一緒にいるべき時期というものがあるのだと思います。

父親へ!13歳までは自分の時間はないと思え!

どこかのおばあちゃんが言ってました。佐藤初女さんだったかな?

13歳まで…。僕にだってキツく感じますけど、そういうものなんでしょう。