• 大橋しん

脊柱菅狭窄症と言われたら。何をどうすればいい?

脊柱菅狭窄症と医者に言われたら、何をどうすればいいのでしょうか?





こんにちは、理学療法士でアレクサンダー・テクニーク国際認定教師の大橋しんです。


僕が整形外科外来での勤務時代でも、退職した後のご依頼でも非常に多く相談が寄せられる疾患がこの脊柱菅狭窄症で、それも年々増えています。


なぜここまで多くのが陥るのか、と考えるより、まずなぜここまで多くの人にこの診断が下るのか、も考えて、どうすればよいのかをお話します。



先にぶちあけてしまうと、診断を下された多くの方は、


脊柱管狭窄症に該当しない人がかなりの割合でいる


と思われます。


え?どういうこと?て感じでしょうが、これも事情があってのこと。



まずこの数年、検査しても原因がよく分からない腰痛や下肢の症状に対し、脊柱管狭窄症と診断名をつける風潮が整形外科界隈にあります。


その前は、よく分からなかったら腰椎椎間板ヘルニアと診断名をつけられていました。


それが移行しただけなのですが、それで疾患自体の総数が変わって、激増しているように思われるのです。




これは理学療法士の僕の目線から言って、なのですが、別に医者が悪いとか誤診だなんて言っているわけではありません。


腰痛下肢痛で原因の分からないケースは、実際には世の中に溢れかえっているのです。


それでも治療のために健康保険を使おうとすると、どうしても診断名がいる。


そこで医者が名前を拝借する。


極端なケースだと、歩くと数分で足が痛んだりだるくなって立ち止まるという間欠性跛行があると言っただけで、その名前をつけられたりもしているのです。


それで多くの人が、自分が脊柱菅狭窄症であると認識し、相談に来られているのだと思います。




さて、本当に脊柱菅狭窄症の方々ももちろんおられるので、画像診断ではっきり確認できるのであれば選択肢として手術を勧められる事があります。


手術したほうがいいの?やめといたほうがいいの?


これもよく聞かれることなのですが、その判断は主治医のもので僕があれこれ言う事ではなく、簡単にはお答えできません。


が、手術しないで済むケースもまた多く存在すると思われます。


なぜかというと、手術を避けて僕の所にたどり着き改善した例が少なからずあるからです。



ちなみに僕の方法は医療行為でも治療でもありません。


もちろん医療行為が必要となれば、こちらでのレッスンはお受けしていません。


脊柱狭窄、つまり骨に変形が実際に起っている場合は、手技的な行為で改善するほど生易しいものではないので、医療機関に戻っていただいています。


筋性防御が主な症状の引き金になっている場合は、依頼をお受けしています。




では僕のしていることをご紹介しましょう。


先に、改善に向けて進んでいくポイントを2つ。それは、



・症状に至る動作を見直す


・症状に対する反応に選択肢を持つ



これらに集約されます。順番に見ていきましょう。


症状に至る動作を見直す

多くの場合症状が出る前にしている原因と、それを誘発しているもっと以前の原因があります。


これらは実際に動いたり動かしたりすることである程度把握していくことができます。


症状直前のものの見直しについては動作習慣の指導や特定部分のストレッチ、それより前に潜む原因には姿勢や生活習慣の指導が必要になります。


これは丁寧な仕事をするところであれば、一般的にされているリハビリの内容でもあります。


症状に対する反応に選択肢を持つ

次は症状に対する反応を変えていく、というものですが、具体的には痛みやだるさに対し、感情的な反応、それに結び付けられる思考(実際に言い表す言葉)、その思考を表現したときに起こる結果を確認していきます。


ちょっと話が込み入ってきて申し訳ありません。


しかしこの辺りがアレクサンダー・テクニークならでは臨床応用なので、ちゃんと説明したいと思います。


例えば、歩いて数分で痛くなると「くやしい」「情けない」といった感情が沸き起こるとします。


それを他人に漏らすと、その人は「対処法」であったり「紹介先を教える」であったりとお決まりの反応をするでしょう。


そこでそれをやってみたり、やらなかったりするわけですが、大抵の場合そのくらいで改善するのであれば今までに何とかなっていたはずです。


それを見越して、聞いてもらって何か反応を返してもらって、それを聞き流すことになると思います。あるいは知らない治療院なら言ってみるとか。



でも、これって繰り返してしまいます。


解決に至ることがない、お決まりのパターン。


パターン化すると、不満はあれど人はそこにある種の居心地の良さを感じ、合理的でもないのに繰り返すことが不思議でなくなります。


何も変わらないので、そのパターンを使って悪化していくことが多いのです。


ストレスが同じところにかかり続けるから。



僕のレッスンでは、このパターンを打ち破ります。


あなたに自分のしていることを眺め、その感情の時、体がどうで、どういった言葉が出てきて、どんな行動に移り、体にどんな負担がかかるのか、僕は見ていきます。


そしてそれを解きほぐして、あなたがパターンを繰り返さないように導きます。


手と言葉を使って。



あなたの行動パターンは、ある筋緊張のパターンを生み出しているのですが、僕はその筋緊張のパターンを変えてしまいます


筋性防御で症状が悪化するなら、その緊張状態を変えることで対処ができるようになるわけです。


しかし体験してみないと分からないですね…。


僕はよくお話をしてから、改善の可能性がある方だけにレッスンを開始します。


よかったら一度ご相談ください。


ではまた!


#脊柱菅狭窄症

#筋性防御

#間欠性跛行

41回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

押さないこと。そして引かないこと

アレクサンダー・テクニークの教師になるトレーニングには幾つかの重要課題があります。 そのうちの一つに「リーディング・フォローイング」というのがあります。 指導するとき、リードすることとついて行くことを同時にやる。 また、僕の師匠ブルース・ファートマンは理想の教育者のスタンスを、 「後ろから、囁き声で勇気づける」ように、 と、著書で言い表しています。 生徒の前から引っ張って先導するでもなし、後ろから