• 大橋しん

怒りにはエネルギーがいるので延々と怒ってはいられない。問題はそれに反応した身体をどう解除するか。

僕は以前、一度怒られた人が何年経ってもずっと苦手になってしまうくらい、怒りは延々と続くものだと思っていました。


それが、人の悩みを聞いているうちに、そうでもないことに気付きました。


怒りはエネルギーが沢山必要なので、あっという間に消費されてしまうのです。


それに、すぐに極端に怒りを表現する人ほど憶えていない。


ほとんどのケースで怒った方はすっかり忘れて、怒られた方ばかりが延々とその受けた怒りからの不利益を持ち続けてしまいます。



怒られ役からすると簡単に怒る方が随分身勝手でお気楽なものですが、どうもこの世はそういうものらしいのです。


怒られたことで奮起したり見直したり、前進することに使うか、お荷物なだけなのをしょい続けるかそれともその荷物を降ろすのか、選択肢があるかないかで随分違います。



選択肢がないかあるか。これが気持ちの問題だけだったら簡単なことですけど、実際はそうはいかない。なぜか?


感情は身体のリアクションですから、身体が背負った荷物も降ろす必要がある。


それが必要か不要かで、カウンセリングだけでよいのかアレクサンダー・テクニークが必要かが分かれるところです。


身体のリアクションに選択肢を持たせるには、トレーニングが必要な場合があるのですが、自分にない選択肢を自分自身で開拓するのは結構やっかいなことです。


自分にないのですから。


だからアレクサンダー・テクニーク教師という職業があって、カウンセリングの隣にある選択肢にもなり得るのです。


教師がいるアドバンテージは思いのほか大きいですよ!

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押さないこと。そして引かないこと

アレクサンダー・テクニークの教師になるトレーニングには幾つかの重要課題があります。 そのうちの一つに「リーディング・フォローイング」というのがあります。 指導するとき、リードすることとついて行くことを同時にやる。 また、僕の師匠ブルース・ファートマンは理想の教育者のスタンスを、 「後ろから、囁き声で勇気づける」ように、 と、著書で言い表しています。 生徒の前から引っ張って先導するでもなし、後ろから