- 大橋しん
感じやすい人(HSP)への導入
ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)、超感じやすい人という言葉がちらほら見られるようになりました。
それってある程度みんなそうじゃないの?
て思われますが、本人に突っ込んで聞くと相当困った事態に陥るようです。
本人が困って、本人だけでなく周りにも社会生活に支障が出ると、「病的」とまで言われるようになります。
不安障害の対人限定の派生で生まれた概念のようですが、あなたは自分をHSPだと思いますか?
彼ら彼女らは、感覚が「豊か」であったり「鋭い」「繊細」という分析がされていますが、それはあくまで心理的な側面から、分析側の印象で、なんだろうなと思います。
僕のところにも来ていたり見てきたHSP傾向であろう人たちを思い浮かべると、他の人より特別「豊か」で「鋭く」て「繊細」であるような気はしません。
言われる表現にはそれに結びつくものが出やすい傾向にはありますけど、僕はやはり「からだが語っていること」を頼りに人を見ているので、HSPの原因や病態を心因性に捉えて見ようとすると、実際にその人そのものがどんな状態か見えにくくなるような気がします。
HSPはカウンセラーに、という流れが出来上がりつつありますが、ちょっと視点を変えてアレクサンダー・テクニーク教師に任せてみませんか?
心理的にだけフォーカスすることがないアレクサンダー教師は、きっとあなたが困っているときどういう状態で、どういった対策ができて、さらにそこから出られる選択肢を手に入れられるよう導いてくれます。
思い出してみてください。赤ちゃんは、無防備であろうがそこに安らかにいることができています。
そこから色々背負い込んでいるのが原因でしたら、アレクサンダー・テクニークのレッスンではそれを一旦下ろしてみることができるのです。
柔らかくかつ安らかに存在する。
赤ちゃんの頃、誰もがしていたことですから、きっと再現できるはずです。