
大橋しん
本当にビールとじゃがいもとソーセージばっかりか?
更新日:2020年8月25日
ドイツの食事情。
といっても今は2020年、僕がいたのは2001〜2002年なのでそのまんまか分かりませんが、おそらくさほど変わってはいないだろうと思いつつ書きます。
本当にビールとじゃがいもとソーセージばっかりです。
今回はビールについて。
水より安い、という日本でのウワサは部分的に本当です。
ただし、ボルビックやペリエなどブランドのミネラルウォーターと比べてです。これらは店でもスーパーでもメジャーなビールより高い。
ただ、現地の人達はいつでもミネラルウォーターにボルビックを選ぶわけではなく、実際は国内品や地元ブランドを使いそれらはビールより安いです。
炭酸水は保存が効くのかもっと安い。色々な面で扱いやすいのでしょう。
ちなみにお店で「お水ください」と言うと炭酸水が出てきます。
そして日本で無条件でサーブされる水はありません。「オーネコーレンザウアー(炭酸なし)」というとミネラルウォーターが出てきます。
で、お会計を見るとそのミネラルウォーターはビールより高い。ビールは「メニュー表」で水より安い。ですから半分本当です。
しかしここ近年では日本も第三のビールが普及して、ボルビックより安い発泡酒があるので似たような感じになってきてますね。
ビールはほぼ常温で出てきます。これは日本人にはもれなく不評ですが、日本でビールを飲んだ事のあるドイツ人は
「冷やしすぎてて味も香りも分からない」
と言います。
僕はあまり飲めるたちでないのでドイツでビールはちょこちょこ試した程度ですが、大体はアロマと苦味が立っていたように思います。
日本は喉で、ドイツは口で飲む感じですね。
常温で飲むと、ワインと変わらないので長時間だらだら飲むことになります。
日本でよく紹介されるオクトーバーフェストはリッターのジョッキで飲むのですが、遊びに来た日本人がそれを一気飲みするのは向こうで驚かれる、というか季節のニュースでテレビに紹介されるくらい知られた風物詩です。
とあるスペイン人に、日本人が一気飲みするの見たよー!って報告してくれるくらい。
ドイツ語学校のバブアーとサーシャと一緒に道端で瓶ビールを買って飲んだりしました。
瓶の上下をコン、コンとやると泡が吹き出たり、歯やコンクリートで栓を開けたり、彼らは色々なことを知ってました(サーシャは16歳)。
バブアーはイスラマーなので、あれ?そういえば飲酒はいいの?て聞いたら
「ばーか。オマエは何か勘違いしてんだ」
と意味不明なことを言ってグビグビ飲んでいました。