• 大橋しん

ドイツで最初のアレクサンダー・テクニーク教師を見つける

更新日:2020年8月25日

学校が無事始まると、計画では


①ワイマールのチェロの先生に新しい先生を紹介してもらう


②この町のアレクサンダー・テクニークの先生を見つける


でしたが、ふとしたことが運命の分かれ目になりました。


このところの目まぐるしい環境の変化に、自分の価値基準というか、選択基準が揺らいでいたのか、この順番をひっくり返してしまいました。


まず②のアレクサンダー・テクニークの先生を先に探したのです。



ネット上にあるドイツの教師リストには、この町には2人のアレクサンダー教師がいるとのことで、どちらにもメールを送りました。


すぐに一人から返事がありました。その人は町で一番大きな教会、ニコラス教会のキンダーガートゥン(付属幼稚園)で、空き時間にレッスンをしているというのです。


既にニコラス教会は知っていたし、行ってみるとそこではオルガンの演奏も無料で聴ける機会が頻繁にあるとのことで、その後はこの教会に頻繁に足を運ぶことになります。



ドイツ生活でハマった事のひとつは、教会のオルガンを聴きに行くことでした。これはもう体験しないと分からないし、知っている人はよく分かると思いますが、衝撃的というか圧倒的というか、知っている限りでは最も音楽の力を感じるものなのではないかと思います。


静まり返った大聖堂で最初の一音が来ると、ゼウスの稲妻に貫かれたように麻痺状態になってしまいます。ライブでデカい音を聴く機会もない昔の人には相当特別な体験・存在であったかと思います。


キリスト教が広まった理由のひとつは「音楽」、これは間違いないと思います。説法の内容ではなくて、オルガンで脳髄を仕留められる、と思ったほうが説得力があるくらい強力。


そんな背景と歴史の蓄積があるドイツなので、音楽活動に対する保護支援が盛んで手厚いのでしょう。


地域活性のネタ用にオマケ支援するくらいエンターテイメントと絡めないとその存在価値がよく分からない、引き気味の日本の音楽支援とはえらい違いなのですが、こういった事を知らないとしょうがないのかもしれません。



さて、アレクサンダー・テクニークは日本で体験してきましたが、レッスンを受け学習していくのは初めてです。先に当たった先生はヘルムート・レーンシューというピアニストでもある男性でした。



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アレクサンダー・テクニークの教師になるトレーニングには幾つかの重要課題があります。 そのうちの一つに「リーディング・フォローイング」というのがあります。 指導するとき、リードすることとついて行くことを同時にやる。 また、僕の師匠ブルース・ファートマンは理想の教育者のスタンスを、 「後ろから、囁き声で勇気づける」ように、 と、著書で言い表しています。 生徒の前から引っ張って先導するでもなし、後ろから