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  • 大橋しん

強制収容所へ行ってみる(2)

アレクサンダー・テクニークと強制収容所は、やがて思わぬ所で繋がります。


このドイツ滞在の次の年から始まることになったアレクサンダー・テクニーク教師トレーニングの校長、ブルース・ファートマンが、たびたびヴィクトール・フランクルの「夜と霧」の事を話すのを、その後何度も目撃するのですが、ここはドイツ生活に戻って…。


ブーヘンヴァルト行きのバスは簡単に見つかり、行ってみることにしました。


曇りがかった日ですがバスが丘を上るにつれ霧が立ち込め、偶然にもそれらしき演出に車内には緊張感が漂っていました。霧に構うことなくバスは進み、40分ほどで強制収容所に到着しました。


塔に見えた建物はモニュメントで、収容所自体はだだっ広い空き地でした。


黒い砂利畳でならされた宿舎跡がはるか向こうにまで整然と並んでいました。


wikipedia: buchenwald


記念館や地下のガス室など見てまわるうちに晴れ間が見えてきました。きれいな芝生と澄んだ空気、眺めのよい景色で、見学者らに漂っていた重苦しい雰囲気はかき消されていきました。


僕の頭では先程読んだ英語の解説を繰り返し、その意味を噛み砕こうとしていました。




これら強制収容所では、いかに効率的にクリーンに人を殺処分できるかが追求された




効率的?


クリーン?



23歳の6月、アレクサンダー・テクニークはまだ僕の人生に参加してきていませんでした。



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