• 大橋しん

悩みと現実を分けるのに必要なのはエンカレッジ

仕事柄悩みを聴く立場であることが多いのですが、ふとした時に気付いたのは、悩みはご本人が増幅させることで、現実として本当に問題になっているということです。


本当の問題とは、健康や人間関係の悪化です。


一方、悩みとは本来、本人以外とは関係がありません。


悩みは思考活動の問題、健康や人間関係は身体活動の問題です。



アタマのことと身体のこと、ファンタジーとリアル、を明確にする。


アレクサンダー・テクニークはこのことを整頓するためにあるといっても過言ではありません。



腰が痛い。仕事で痛めた。


仕事でつらい思いをしていて、その状況はだれか他人によってもたらされている。


その人との関係がうまくいっていない。



最初に僕とその人が合流した接点は、その人の「腰痛」です。


腰痛をどうにかしてくれという希望で来たのですが、仕事の上司との関係の問題があり、その先に自分の父親との解消しきれていない問題が隠れていたりします。


僕はそういった話を聴き、結果である痛みを発している身体に尋ねます。



何を望んでいるのか。


身体は、アタマに曳き回されていることから解放されたいと望んでいます。


僕はアレクサンダー・テクニーク教師の能力でその望みを叶えます。


身体がガチガチなら、ふわっとなりたいって聞こえるから、その後押しをするのです。



「エンカレッジ」


応援とか、励まし、背中を押す。


身体とアタマを自分自身の領分に戻ってもらうために必要なことは、それです。


僕はそれをリハビリテーションに持ち込んで、もうすぐ10年経とうとしています。


普及させる価値は大いにあると思っています。


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アレクサンダー・テクニークの教師になるトレーニングには幾つかの重要課題があります。 そのうちの一つに「リーディング・フォローイング」というのがあります。 指導するとき、リードすることとついて行くことを同時にやる。 また、僕の師匠ブルース・ファートマンは理想の教育者のスタンスを、 「後ろから、囁き声で勇気づける」ように、 と、著書で言い表しています。 生徒の前から引っ張って先導するでもなし、後ろから